磨かれた思考力と表現力マーケティングゼミで商品の売り方を考え抜き、そのプランを伝えるプレゼン能力も鍛え上げた。ビジネスを加速させる二つの力が私の武器だ

経済学部 経営学科 4年 関 杏莉沙

先生のもとで経営を学びたい!

流経大ではマーケティングを中心に経営を学んでいるのですが、この分野に興味を持ったきっかけは、オープンキャンパスで経営学科の先生と出会ったことです。学部・学科相談コーナーがあり、なんとなく経営学科のブースを覗いてみたんです。そこで私は、高校時代に学園祭でパンケーキのお店を出して、とてもやりがいを感じたことを話しました。お店づくり、商品企画、材料選び…すべてを担当して、本当に一生懸命取り組みましたから。先生に言われた言葉は「それって、もう経営だよね」。親身に相談に乗ってもらいながら、「どんな商品を、どんな人に、どのように売るか」を考えること自体がマーケティングだと知り、「この先生のもとで、経営、そしてマーケティングを学びたい!」と、進む道が明確になりました。

マーケティングの基礎から卒業研究まで

入学後は1年生の時に経営を幅広く学び、2年生で晴れてオープンキャンパスで出会った先生のゼミに所属することになります。同ゼミは学内でも屈指の人気ゼミで、当時も定員の倍ほどの応募がありました。まず取り組んだのは、特定の企業における新規ビジネスプランの考案。前提として企業の強みや弱み、競合他社の状況、世間のニーズなどを分析しなければいけないこと、また、アンケート調査の仕方や、その資料のまとめ方と、マーケティングの基礎から叩き込まれました。7P分析やSWOT分析など代表的な分析手法も次第に身についていき、ゼミ内での議論も活発になっていったことを覚えています。3年生でも引き続きゼミに所属し、卒業研究のテーマを某有名製菓会社の新商品開発に絞りました。4年生のいまは、卒業論文制作を進めています。商品について具体的に言うと、揚げない「生ポテトチップス」です。企業・市場分析をしたうえで、アンケート調査を繰り返し、味・パッケージデザイン・量・価格なども大方決まってきました。この時代では“インスタ映え”も重要ですね。

分析や戦略を披露する「プレゼン」も重要

ゼミ以外にも大きな糧となった授業があります。それは、一般企業の社長でもある先生の「ビジネスプレゼンテーション」。学期末に一人ひとりが大きなプレゼンを行うため、そこに向けてスキルを磨きながら準備をしていく授業です。私が発表したテーマの一つが「料理教室と合コンを融合させたサービス」の提案。非婚・晩婚化の解消に貢献する新しいビジネスです。料理教室では共同作業が多く、コミュニケーションが生まれやすい点に着目しました。もともと話すのが苦手なタイプではありませんが、人前で論理的に説明する能力が磨かれたと実感しています。大学での学びを通して最も変わったのは、世の中の商品・サービスや仕組みについて、それが生まれた背景、意義、効果などを深く考えるようになったこと。「この商品、もうちょっと値段を下げれば売れるのになぁ」なんて、いつも自問自答しています。これから社会に出ることになりますが、レベルアップした「思考力」と「表現力」を駆使して活躍していきたいです!

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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