ガツンと衝撃を受けた、一流アスリートの大迫力。
空中高く飛び上がり、後ろに一回転しながらボールを蹴るセパタクロー日本代表選手を見た時の、子ども達の驚いた表情は忘れられません。“足のバレーボール”と言われるアクロバティックな競技に、さっきまで「セパタクローって何?」と興味なさそうにしていた子ども達さえ釘づけ。かく言う私も、イベント進行という仕事を忘れて思わず見入っていました。
自分の目で、イベントの裏側を見てみたかった。
「イベントの裏側に興味があるなら、運営スタッフをやってみないか?」。スポーツマネジメントゼミの先生から声をかけられ参加したのが、プロ選手が子ども達に教えるこの「スポーツキャンプ」でした。バドミントンの小椋久美子さんのシュッと空気を切り裂くようなスマッシュ。サッカーの小倉隆史さんの華麗なボールさばき・・・。プロが生のプレイを見せ、直接指導するうちに、子ども達はどんどん伸びていくんです。中でも運動の苦手な子が一歩踏み出してできた瞬間の弾ける笑顔は素晴らしく、「スポーツの楽しさを伝えるイベントっていいな」と。初対面のスタッフとの運営は目が回るほど大変だったものの、「楽しかった〜」と喜ぶ小さな選手達の表情に疲れも吹き飛びました。
誰もが楽しめるスポーツイベントのあり方を探して。
幼稚園から高校までの14年間、新体操を続けてきた私。大会でのわずか2分半の演技のために青春のすべてを賭け、失敗でも成功でも仲間と一緒に泣いた日々は、かけがえのない財産です。しかしその一方で、「勝ち負けにこだわらないスポーツの楽しみ方があってもいいんじゃないか」と。そこで大学ではダンスサークルに入部してロックダンスの躍動感を味わったり、ゼミ仲間を誘ってカラーパウダーを浴びながら走るカラーランに参加したりして、“スポーツが苦手な人でも楽しめるイベント”のヒントを探っています。
自分の未来に、制限をかけなくていいと気づいた。
ゼミの先生がよく言うのは「想像を創造する」ということ。頭で考えるだけでなく、実際に作り上げなければ意味がないので、まずはその一歩として、スポーツイベント検定や、メンタルヘルスマネジメントの資格にも挑戦していますね。その中で世界が広がり、当初はつい狭い範囲で進路を考えがちだったのが、「自分の未来に制限をかけなくていいんだ」と思えるようになったのが一番の変化です。目下の夢は、スポーツが苦手な人をスポーツ好きにするイベントの運営!最近は“ハンドソープボール”という、液体石鹸をつけたヌルヌルの手でハンドボールを楽しむ大会についても勉強中で、今日も仲間とスポーツイベントに参加してきます!
矢野さんよりひとこと
スポーツ健康科学科3年
矢野 真琴
REALな一問一答
- 出身地 東京都
- 血液型 A型
- 星座 てんびん座
- 趣味 ダンス
- 出没スポット 東京スカイツリー
- 好きな音楽 洋楽
- 好きなアーティスト 安室奈美恵
- 好きな食べ物 めん類
- 今一番行きたい国 インドネシア(バリ島)
- 尊敬する人物 母
- 最近一番うれしかったこと 夏に海外に行けること
- 最近一番悲しかったこと 電車で寝過ごしてバイトに遅れた
- 休日は何をしている? バイト
- 無人島に一つだけ持っていくとしたら ケイタイ
- 子供の頃の夢 お母さん
- 10年後、何をしている? お母さんになっている
- RKUの一番の魅力 実習が多い
- 高校生にひとこと ぜひ大学へ行って自分の夢を見つけて下さい!
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※掲載内容は取材時のものです。また学年は2015年6月現在のものを採用しています。