夏までは、目標もやりたいこともなかった。
正直、入学直後は目標を見失っていて、ボーッとしているような毎日でした。中学・高校の時は吹奏楽部や弓道部で大会を目指して練習すればよかったけれど、大学では何をしていいのかわからなかった。でも「これではいけない。1年間で1つ以上資格を取ろう」と決意した夏に、私の大学生活は動き出したんです。1年で簿記、2年で秘書検定、3年で自動車免許を取っていくうちに自信がついて。それが就活の自己PRで活きるとは、この時は思ってもいませんでした。
自己分析で見えてきた本当の自分。そして夢。
3年生の12月になると、就職活動が始まります。最初は「メーカーの商品開発もいいな」と軽い気持ちでエントリーシートを送るものの通らなくて。「自分の強みがわかっていない」と気づいたのは、就職支援センターの方のアドバイスがきっかけでした。そこで自己分析をすると共通点があったんです。どんなに厳しくても部活を続けた。飲食業のバイトでは冬の街頭で率先してビラを配った。その中で接客の楽しさに気づいた…。過去の経験から「私って、粘り強くて人が好きなんだな」と。そして「銀行なら、人との会話を通じて人生に関わる接客ができる」と目標が定まり、書類審査も通り始めていきました。
まさか、最終面接で落とされるなんて。
ところが、面接では自信を挫くような壁が待っていました。1次、2次、3次と順調に突破した某銀行の最終面接。直前の学生が「内定です」と言われているのを待合室で漏れ聞いたにもかかわらず、私は何も言われず、通知を待たずして不採用を知った時は凹みましたね。そんな時に支えてくれたのが就職支援センターの中でも銀行出身の方。「君と合わなかっただけ。頑張っていけば大丈夫だよ」と金融業界の視点から履歴書の添削などをしてくださったんです。思えば弓道でも的に当たらない時は基本に立ち返ることで克服できたように、就活も初心に戻ろうと決心した瞬間でした。私には、まだ次があると。
心にしみた面接官の一言。諦めなければ夢は叶う。
迎えたもう一つの最終面接。バイトのこと、部活のこと、資格のこと。私の強みを精いっぱい伝えました。するとその日は土砂降りで、帰り際に面接官の方が「雨降ってるから転ばないよう気をつけてね」と見送ってくれたんです。厳しい面接が続く中だっただけに、その心遣いで気持ちが晴れ渡ったのを今も忘れられません。そしてこの企業こそ春から働く銀行です。
私には、ずば抜けた能力はありません。でも、私には私なりの良さがあると気づけたのが今回の就活でした。だから皆さんには「誰しも必ずいい所があるからそれを伸ばして」と言いたいですね。最後にお母さん。内定の報告は照れくさくて「そういえば、連絡あったよ」と伝えただけだったけれど、家事をしながら微笑んでくれたね。持ち前の粘り強さで頑張っていくので、見ていてください。
清水さんよりひとこと
経済学科4年
清水 聡美
REALな一問一答
- 出身地 埼玉県
- 血液型 O型
- 星座 みずがめ座
- 趣味 旅行
- 好きな食べ物 アイス(特にサーティワン♥)、さけるチーズ、 焼きホタテ、さつまいも
- 今一番行きたい国 ニューカレドニア、オーストラリア、ハワイ
- 最近一番うれしかったこと 父島へ旅行に行ったときにグリーンフラッシュが見れたこと!!
- 無人島に一つだけ持っていくとしたら シュノーケリングセット
- 好きな言葉 一陽来復
- 子供の頃の夢 トリマー
- 10年後、何をしている? 結婚してとっても幸せな家庭を築く!
- RKUの一番の魅力 先生や教授との距離が近いので仲良くなれる
- 休日は何をしている? 散歩
- 高校生にひとこと 今、やりたいと思ったことに挑戦してください。 将来のことを考えずに挑むのも大切だと思います。
他の学生を見る
※掲載内容は取材時のものです。また学年は2014年6月現在のものを採用しています。