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法学部ってどんなところ?vol.20

フィールドワークから学ぶ地方自治、公共政策 -自治行政学科・加藤ゼミの紹介-

 みなさん、こんにちは!
今回の「法学部ってどんなところ」では、自治行政学科の加藤ゼミを紹介したいと思います。ゼミというのは、学生が課題について報告をしたりディスカッションをしたりする少人数での授業です。そのため、ゼミに参加する学生は受け身ではなく主体的に参加することが必要になります。加藤ゼミには毎年公務員志望の学生が多く参加しているようですが、具体的にはどのようなゼミ活動を行っているのでしょうか。授業を担当する加藤先生にお話を伺いました。

ゼミ紹介:法学部自治行政学科 加藤ゼミ(研究テーマ:地方自治体と公共政策)

―――加藤先生、今日はよろしくお願いします。早速ですが、加藤先生のゼミではどのような活動を行っているのでしょうか?
加藤:よろしくお願いします。私のゼミのテーマは「地方自治、公共政策」です。ゼミ生は、地方自治体が抱えている政策課題を調査・分析し、その課題を解決するための政策案を実際に企画、立案します。加藤ゼミは、問題発見と問題解決の能力をゼミ生に身につけてもらうことを目的として活動していると考えていただければと思います。

 ―――もう少し具体的に活動内容を教えていただけますか?
加藤:例えば、北海道登別市、京都府京田辺市で行われている政策フォーラムに参加しています。このフォーラムでは、登別市、京田辺市が抱える政策課題について調査、分析し、それを解決する政策案を企画します。そして、市民、市長、議員、職員などの自治体関係者の前で政策案についてプレゼンテーションを行い、最後にコメントをいただきます。ゼミ生は、両市の抱える課題を解決するための政策案について真剣に考えています。

 ―――実践的に活動されているのですね。
加藤:ゼミでは、最初に政策とは何かを学びます。また、ゼミ生の多くは、私が担当している地方自治論、公共政策の講義を受講しています。これらの講義では、政策や地方自治に関する理論的な考え方を学びます。そこで学んだことを踏まえて、現地で調査を行います。したがって、ゼミ生は理論と現場の両方から地方自治、公共政策を学ぶことになります。

 ―――学生が自治体の政策課題を調査して、政策案をまとめることは難しくはないですか?
加藤:そうですね、正直にいえば大変だとは思います。例えば、登別市には夏休みに23日で行きます(コロナ渦の現在はオンラインでの開催)。そこで、登別市で2日間フィールドワークを行います。政策は、客観的な情報やデータに基づいて立案する必要があります。客観的なデータに基づいて政策案をどのように組み立てれば良いか、ゼミ生にとって難しい作業だと思います。ただ、こうした活動は、ゼミ生にとって貴重な経験になるのではないかと思っています。

 ―――先ほど、ゼミ生には問題発見と問題解決の能力を身につけて欲しいと言っていましたが、こうした経験でそれが身につくのでしょうか?
加藤:はい。ゼミ生は、なぜ自治体でそのような問題が起きているのか明らかにして、それを解決するための最も有効な政策手段を考えます。この経験によって問題解決の考え方が身につくのです。問題発見、問題解決の能力は、公務員に限らずどの業界に就職しても求められる能力です。また、自分が企画した案を他人に分かりやすくプレゼンすることも社会人には求められます。ゼミ生にはこの経験を生かして社会で活躍してほしいと思っています。

 ―――こうした活動を通してゼミ生同士の関係も深まりますか?
加藤:そうですね。やはり、23日の合宿を行いますし、プレゼン発表を行う前日は深夜まで作業することもあります。プレゼンテーションを終えた時は達成感がありますし、合宿終了後ゼミ生同士の関係がより深まっていることを感じます。現在も卒業したゼミ生と会ったりしますが、その時はこの合宿の話で盛り上がります。

 ―――加藤ゼミの活動内容についてよく分かりました。加藤先生、今日はありがとうございました。
加藤:ありがとうございました。

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