最新情報

第4回合同ゼミ「夢を周囲に語れば」

第4回合同ゼミ「夢を周囲に語れば」

「夢を周囲に語れば、人生は夢に向かって進む!」こんな熱い言葉に、学生たちすべてが引き込まれた1時間半-2年目を迎えたスポーツ健康科学部スポーツコミュニケーション学科の第4回合同ゼミが7月19日、龍ヶ崎キャンパスで行われました。今回は3年前に自動車による事故で脊髄に損傷を受け、車いす生活を余儀なくされたNPO法人「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」代表の木戸俊介さんが「”超“ポジティブな夢の叶え方」と題して、事故の後マイナス思考に陥りがちだった自分をどのように変革し、前向きな人生に乗り出しているかを豊富な体験談を基に講義しました。
筑波大学出身でサッカー選手だった木戸さんですが、順調な広告マン生活のさなかにみまわれた事故の後、リハビリテーションのためオーストラリアに滞在。そこで出会った障害を持った人たちから「前向きに生きる」ことを学び「事故にあった自分はなんて不運なんだ」という考え方から「死なずに済んだ自分はなんて幸運なんだ」と考えを改めるようになった、といいます。今は兵庫県内のビーチに「週8」(木戸さん)で通い、障害のある人も一般の人もアクティブに活動できるプロジェクトを広める活動に取り組んでいます。
講義では①前向きな考えを実践しよう②自分の夢を宣言しよう③1日の時間割を書いてみよう―の3つのテーマで、学生との対話を交えながら、エピソード満載の講義を繰り広げました。自らを「ポジティブモンスター」と語る木戸さん、トイレコントロールの難しさで今もドキドキする毎日だと語ったり、夢をSNSにアップすることで、サッカー日本代表の選手たちに会えた体験を紹介、さらには「夢はスキーのパラリンピック選手になること。そのための練習を始めた」と披露するなど、想像を超えた木戸さんの”超ポジティブ“な日常生活に、参加した学生たちは釘付けとなりました。講義の最後まで「夢を実現するために自由な時間を大切に」「ありきたりだが本をたくさん読んで、できれば著者にあってみよう」と学生に常識を超えたポジティブ生活の実践を呼び掛けました。学生からは「自分もポジティブと思ったけど、木戸さんにはかなわない」「夢を宣言したらその夢から逃げられなくなるという話に共感しました」などの感想がもたらされ、木戸さんの熱い思いが伝わった講義になりました。
講義にはスポコミ学科1,2年生(およそ200人)のほかスポーツ健康科学科の希望ゼミ(1-3年)およそ80人も参加したため、木戸さんには1限から3限までの長時間にわたり講義をお願いすることになりました。