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資格試験合格体験記

今年度の宅地建物取引士資格試験に合格した法学部4年の山田太郎君に、合格の体験談をうかがいました。

1.試験勉強をする上で、何か意識して取り組んだことはありますか。
私の場合、在学中に「宅建の試験に必ず合格する!」という目標を決めて本学に入学しました。
宅建の試験は、3カ月前から1日3時間、計300時間勉強すると受かるとネットなどに出ています。しかし、それは余程効率よく勉強できる人の話だと考え、300時間は最低勉強時間と解釈しました。さらに、宅建の試験内容上、法学部の私にとって民法の分野以外は未知の分野でしたので、300時間の1.5倍の450時間を勉強時間に設定し、問題集は出題の多い「宅建業法」と「法令上の制限」を中心にやるようにしました。また、1日3時間の勉強は集中力が続かないので、試験の半年前の4月から勉強を始め、忙しくてもなるべく毎日勉強するように心掛けました。

2.試験勉強をする上で、何か役に立った大学のサポートはありますか。
本学では、勉強したい人には大変素晴らしい環境が整っていると言えます。
私は、宅建の試験勉強を主に自宅と本学の図書館で行いました。資格関係の資料もありますし、自宅ばかりだと飽きてくるので気分転換によく図書館を利用していました。今でも利用しています。授業では、1年生必修の「市民と法」、民法の「債権・総論」、「物権」がまさに宅建試験の民法の分野にあたりますので、基本的なことが学べました。ほかに、課外講座で、「宅地建物取引士講座」も受講し、民法の授業では学べない宅建業法などの知識を学べました。さらにこの講座では、本番試験の対策などのアドバイスもあり、とても心強かったです。この講座は、課外講座のため単位が付きませんが、おすすめです。しかし、最後まで受講しないと意味がありませんので、諦めずに最後まで受講してください。

3.今後の目標は何ですか。また、宅地建物取引士資格試験の合格を目指す後輩たちに一言お願いします。
来年度より、司法書士の資格取得を目指し勉強していく予定です。
宅建試験は、しっかりと勉強すれば必ず受かります。
しかし、大学の授業や課外講座を受講するだけでは勉強時間が足りず、合格は難しいです。勉強方法としては、大学の授業などで基本的な知識を習得することにくわえ、ここ数年分の過去問を反復してやることをおすすめします。そして、諦めないことが一番大事です。