最新情報

前近代西地中海史研究会の開催について

標題につき、下記のスケジュールで前近代西地中海史研究会を開催いたします。
関心のある方は、お気軽にご参加ください。           

日時  11月28日(土)14時
場所  流通経済大学新松戸校舎1103教室(11階)
報告者 高橋謙公氏(早稲田大学大学院)
テーマ 「中世シチリア王国と『海の道』(1270-1276年)」

 前近代西地中海史研究会は、前近代地中海におけるヒト、モノ、宗教情報の移動を、キリスト教世界とイスラーム世界という伝統的枠組みに分断することなく、トータルに把握することを目指したものです。その延長線上に、アメリカ植民地やアジア、アフリカ世界へのヒト、モノ、宗教情報の移動も視野に入れています。例えば15世紀末~16世紀前半にスペインを追われたユダヤ人やコンベルソ(改宗ユダヤ人)、ムデハル(キリスト教徒支配下のムスリム)、モリスコ(改宗ムスリム)は、イスタンブールやアムステルダム、中南米のみならず、マラケシュやスブ・サハラ(サハラ砂漠以南)のトンブクトゥに進出し、宗教的マイノリティのネットワークを構築しています。1613年にはマニラ航路経由で、20名ほどの日本人移民ないし奴隷がペルー副王領の主要都市リマに移住していますし、日本(豊後府内)に初めて西洋医学を導入したポルトガル人イエズス会士ルイス・デ・アルメイダも、リスボンのコンベルソでした。
 この研究会には、本学の学生・院生と他大学の院生、教員など15名ほどが参加しており、2カ月に一度、新松戸校舎で研究会を開催しています。かれこれ10年ほど本学で開催していますが、主催者の個人的都合で、この2年ほど中断していました。しかし他からの要望があり、今年の4月に再開しました。再開後の活動は、以下の通りです。

 4月18日  
 報告者 桜井理沙氏(東京大学大学院)
「中世末期スペイン社会とムデハル共同体――バレンシア王国の都市を中心に――」
 6月21日
 報告者 関 哲行(流通経済大学)
「近世スペインのモリスコ問題」
 9月19日
 報告者 浅見千秋氏(東京大学大学院)
  「サファヴィー朝アッバース2世期におけるユダヤ人迫害」

詳細については、seki@rku.ac.jp までお問い合わせください。