スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学科

ゼミ紹介

福ヶ迫ゼミ

「T.Y」さん
に聞きました。​

分野:スポーツ教育学・体育科教育学
スポーツ健康科学部
スポーツ健康科学科 3年

「T.Y」さん

シッティングバレーボールを通し

スポーツの楽しさ、良さを知る

ゼミでは、どんな活動をしていますか?

2年生は福ヶ迫先生のゼミで、障がい者スポーツのシッティングバレーボールについて研究しました。福ヶ迫先生のゼミは学生主体で行われ、テーマも自分たちで決めます。具体的には、シッティングバレーボールの歴史をまとめるグループ、ルールをまとめるグループなどに分かれて調査・発表をしました。私はパラリンピックのグループで、注目選手や見所について調べました。また、グループの研究とは別に、クラス全員でシッティングバレーボールをしました。シッティングバレーボールは文字通り座ったままプレーするバレーボールで、移動も腕だけでするため、最初はなかなかボールがつながりませんでした。そこで「前に動くより後ろに動くほうが楽なので全体的に前にかまえるようにしよう」、「次に誰がとるか声を出し合ってコミュニケーションを取るようにしよう」など皆でアイデアを出し合った結果、ラリーが続くようになりました。

ゼミを通して、何を学びましたか?

通常のバレーボールは身長が高い選手が有利ですが、シッティングバレーボールは座ってプレーするので、身長はもちろん、年齢や性別もあまり関係なく一緒に楽しめるスポーツだと感じました。また、シッティングバレーボールに注目して調べたことでパラリンピックの他の競技にも興味をもつようになりました。パラリンピックではシッティングバレーボールに限らずオリンピックと異なり年齢が上の選手も活躍しており、そこが良いところだと思いました。以前はスポーツというと健常者のものというイメージでしたが、スポーツはいろいろな人が楽しめるものだということも知りました。実際にゲームをして工夫したことでコミュニケーションの大切さもわかりました。私はグループのまとめ役を担うことが多かったので、リーダーシップも身についたと思います。

今後、ゼミでは何を研究したいですか?

フィットネスジムでアルバイトをしているのですが、そこで多くの中高年の方が健康維持のために運動をしていることを知り、長寿社会を迎えた日本人の健康寿命を延ばすことに興味をもちました。そこで、将来はスポーツインストラクターになりたいと考えるようになりました。「体力トレーニング論」や「健康づくりと運動プログラム」の授業でも関連する知識を学んでいますが、3年生になったら体力トレーニング関係のゼミに入って、体力づくりと健康増進について深めていけたらいいと思っています。

最後に、ゼミの良さを教えてください。

まず、ゼミ活動があることで友だちが増えます。また、私は1年生のときのゼミでさまざまなスポーツに触れ、2年生前期のゼミでは運動中の熱中症予防などについて学びました。ゼミによって学ぶ内容はさまざまですが、ゼミはどんなテーマでも、自分で深く学ぶことによって新しい知識を得るのが面白いです。福ヶ迫ゼミではシッティングバレーボールを窓口に視野が広がり、スポーツについて多くの気づきを得ることができました。

※プライバシーに配慮し、学生の名前はイニシャル(姓・名)で記載しています。
※掲載内容は2020年取材当時のものです。