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教科の勉強だけじゃない
教員が生徒に教えられること

さいたま市
立本太中学校勤務
K.Aさん
2019年3月
スポーツ健康科学部
スポーツ健康科学科卒業

心身共に大きく変化する中学生を支えたい
高校時代は陸上部に所属。100メートル走でインターハイにも出場しましたが、3年生の時にアキレス腱の部分断裂を経験し、競技への復帰ができなくなりました。それまで多くの人の支えで競技を続けてきた分、今度は自分が支える側に回りたい。子どもたちを怪我から守り、自分のような思いをさせたくない。そんな気持ちが強くなり、教員になるためスポーツ健康科学部に入学しました。
中学校教員を選んだのは、身体はもちろん心の面でも大きく変化する、人格形成において重要な時期に携わりたいと思ったからです。そう考えるようになったのは、大学時代に機能解剖学で身体の作りについて学んだりしたことが大きかったです。また人と接する教員という仕事に就くために、オープンキャンパスのスタッフとして高校生や保護者の方とコミュニケーションを取るなど、自分から多くのアクションを起こしたことも、今の仕事に役立っていると思います。


挑戦する心を、教科で育てる
中学校で保健体育科の教員となって1年目。1年生のクラスを担任として受け持ち、また陸上部の顧問にも就きました。さまざまな立場で生徒と接していて感じるのは、コミュニケーション能力や自己肯定感が低下してきているということ。自分に自信がないと、失敗することを恐れて挑戦もしなくなるという悪循環に陥ってしまいます。そこで生徒と接する際には、できるだけ話をすることで本心を聞き出し、その生徒に合った指導を心がけています。常に言い続けているのは、失敗を恐れて挑戦しないことのほうが恥ずかしいということ。
こうしたコミュニケーションやチームワーク、できないことへの挑戦といった事柄を学べるのが、保健体育という科目だと思っています。教育現場に立ち生徒と接してみて、保健体育という科目だからこそ教えられることがたくさんあるのだと、今まで以上に強く感じるようになりました。
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