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卒業生インタビュー

卒業生インタビュー

放置された空き家物件問題を
税務の面から考える

Y.Kさん

松戸市役所勤務

Y.Kさん

2018年3月 法学部
自治行政学科卒業

勉強会を立ち上げた、学生時代

高校時代、担任の先生に公務員が向いているのではないかといわれ、それなら法学部がいいのではないかと思い入学しました。現在は市役所の財務部固定資産税課に勤務しています。業務の中で法律の知識が求められる場面もありますが、基礎的な知識が身についていることと、条文の読み解き方を理解していることなどが役立っています。

学生時代を振り返ると、1年生の終わりに友人を誘って勉強会を立ち上げたことが思い出深いです。次第に後輩も参加するようになり、現在は龍法会というサークルとなって活動を続けています。また就職に関しても、公務員試験を受ける人向けの特別クラスを設置してくれるなど手厚いサポートがありました。当初は自分は公務員になれるのだろうかという漠然とした不安もあったのですが、試験勉強で自信をつけ、大学のキャンパスもある松戸市役所に入庁することができました。​

税を通して、より良い町へ

入庁以来、財務部固定資産税課に勤務しています。固定資産税の課税対象のうち、家屋を担当しています。新築や増築、また滅失した家屋を現地調査し、税額を算定するのが主な業務です。松戸市役所における歳入の中で、固定資産税は住民税に次ぐ割合を占める重要な税収となっていますが、この税収がより良い町を作ることにつながるのだと感じています。

近年は放置された空き家が全国で問題となっていますが、松戸市も例外ではありません。倒壊寸前の空き家は治安上の観点からも取り壊したほうがいいのですが、更地にすれば税金は上がってしまいますし、その土地が必ず売れるとは限りません。住民や企業、そして行政それぞれに満足のいくような政策が求められているのではないかと感じています。所属している課だけで改善できるわけではありませんが、財務の面から考えていきたい課題です。​

プライバシーに配慮し、卒業生の名前はイニシャル
(姓・名)で記載しています。