そして、真のリーダーへ 社会で通用するリーダーを目指す上で必要なもの。それは、人の気持ちを汲み取り、進むべき道を示す力。バドミントン部主将の経験が、その難しさ、そして面白さを教えてくれた。

経済学部 経済学科 3年 加藤 圭祐

バドミントン部主将として

流経大では、バドミントン部で活動をしています。入学当初は学業との両立に苦労しましたが、徐々にバランスを取れるようになりました。大学生活に慣れてきた2年生の時には、部活でのパフォーマンスが向上し、“レギュラーメンバー”ともいえる団体戦の一員に。その年の終盤にはキャプテンにも任命されました。高校時代に副キャプテンを務めた経験はあったものの、男女合わせて30人以上の部員を引っ張っていくのは正直大変。監督やコーチ、マネージャーがいないため、練習メニューの組み立てから行っているんです。部内で不満の声が上がることもあり…聞き入れるべき意見かそうでない意見かを判断して、全体をコントロールしています。ポジティブな雰囲気づくりにも積極的に取り組み、チームのまとまりは随分よくなりました。私自身、相手の気持ちを想像し、納得してもらえる指示を出す力がつき、少しはリーダーらしくなれたかなと感じます。

チームがまとまり成績も急上昇

メンバーが団結すれば、自ずと結果はついてくるもの。現在、関東3部に所属する私たちは、2部への昇格を目指しており、春季リーグでは、流経大史上最高の結果を残すことができました。残念ながらあと僅かの差で昇格は叶いませんでしたが、確かな手応えを感じています。次は秋季リーグ。波に乗っているいまは、念願を叶える絶好のチャンスなので、これまで以上に厳しい練習に取り組んでいきます。

経済学は“身近にある学問”

もちろん学業も疎かにはしていません。経済学を学ぶと、身の回りのことに関わる発見がたくさんあります。国際経済ゼミでは、「あなたのTシャツはどこから来たのか?」という本を題材に、産業発展の歴史や安価なTシャツの生産・流通の実態を考察。「Tシャツを買う」という当たり前の行動が、世界中のさまざまな出来事の上で成り立っていることを実感しました。 大学卒業後は警察官になりたいと考えているので「公務員試験対策講座」などの課外講座にも参加しています。3年の前期では、教養試験の科目に関連する講義を受けたのですが、試験の準備としてはもちろん、日本の経済や政治の現状を見直すよい機会になりました。

市民の信頼を得て安全を守る

警察官を目指した理由はすごく単純で、小学生の頃に「白バイ隊員ってかっこいい」と思ったから。年齢を重ねるに連れ、国や街、そこで暮らす人々の安全を守ることの尊さも身に沁みて理解できるようになりました。交通指導や違反の取り締まりを行う際には、市民の信頼を得てしっかりと話を聞いてもらうことが必要。そんな時に、バドミントン部で磨かれたリーダーシップが生きてくればうれしいです。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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