「プロ意識」に火がついたダンス少女からプロのチアリーダーへ「負けたくない」気持ちが、私の原動力。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 3年 冨永 真子

表現する喜びを覚えてダンスの虜(とりこ)に

小学3年生の時にダンススクールの体験レッスンに参加して以来、私はすっかりダンスに夢中になってしまいました。ヒップホップやジャズの音楽に合わせて自分のフィーリングを表現するのが、とにかく楽しかったんです。中高一貫校で過ごした6年間も、ずっと"ダンス漬け"。学校のダンス部に所属しながら、学外のスクールにも通い続けました。 高校卒業後の進路について考える頃になると「スポーツを専門的に学んでみたい」という思いが湧き上がってきました。そこで、流経大のスポーツ健康科学科へ進学することを決めました。競技者としてだけではなく、保健体育の教員やトレーナーなどの勉強ができるところや、サッカーやラグビー、新体操などスポーツがさかんなところに魅力を感じました。

キャンパスライフは"貴重な経験"の連続

流経大では、他では味わえないようなことをたくさん経験できています。例えば、入学直後の「海浜実習 」。沖縄の渡嘉敷島でライフセービングなどの実習を受けました。シュノーケリングでウミガメに出会ったことや、みんなで沖まで泳ぎ、輪になって手を繋ぎながら校歌を合唱したのは忘れられない思い出です。環境問題や生態系について考えることも大きなテーマの一つで、命の尊さを再認識することができました。2年生の時に所属したゼミでは「チンロン」に挑戦。チンロンは、籐で編んだ小さなボールを蹴り続けてパスの技術などを競う、ミャンマーの伝統競技です。指導してくださった先生がミャンマー代表の選手を学校に招いてくれたおかげで、世界レベルの技を生で見ることもできました。自分でやるとなかなか思った方向にボールを飛ばせないのですが、それでもすごく面白かったです。楽しみながら異国の文化を学べる、有意義な時間でした。大学でのさまざまな経験が、ダンスの表現にも役立っていることを実感しています。

夢を追う仲間たちが刺激をくれる

私は大学での勉強と並行して、プロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」の専属チアリーダーとしても活動しています。1年生の時に仲の良い友達の勧めでオーディションを受けて、採用されたのです。全員揃っての練習は週に1回4時間と、試合前のリハーサルのみ。普段は個人でジムに通って、ストレッチや体幹のトレーニングに取り組んでいます。試合では、オープニング・クオーター間・ハーフタイム…と出番がかなりたくさんありますし、プレー中もずっとコートサイドで応援しています。大変な面もありますが、チームが勝った時や、お客さんが「表現力が上がったね」なんて褒めてくれた時は報われたような、嬉しい気持ちになりますね。 指導してくれるディレクターからいつも「プロ意識を持ちなさい」といわれていることもあって、日常生活でも、誰に見られても恥ずかしくない行動をするよう心がけています。流経大ではプロアスリートを目指す人も珍しくありませんが、そういう人たちの努力や活躍を見ていると、自然と「自分も負けないように頑張ろう」という気持ちが湧いてくるんです。 いまはヨガのインストラクター資格の取得を目指した勉強にも取り組んでいます。将来の仕事についてはまだ具体的に思い描けていませんが、流経大は先生方が進路についても親身に相談に乗ってくださるので、いろいろなアドバイスを参考にしながら、自分らしい道を探していきたいと思います。

※掲載内容、学年は取材時のものを採用しています。

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