僕らのREAL DAYS
	失敗こそ、ゼミの財産。
	経営学科4年 高橋有輝

新進気鋭の起業家を前に、自らの事業計画を発表。

高校生の皆さんは、100万円で事業を始めるとしたら何をしますか?「ビジネスコミュニケーション」の授業では、ベンチャー企業の社長から、そんなお題が出されることもあります。教員を目指す僕が注目したのは保育所の立ち上げ。調べると、待機児童の問題が目について、「コレだ!」と思ったんです。ただ「どの建物を借り、人件費はいくらかかり、何名の児童を受け入れれば利益が出るか」などを全て考えるのは大変だった。でも練り上げた事業計画書と共に「待機児童が多い柏市に設立します!」と発表したところ、「やってみる価値はあるな」と社長。次世代を担う100人のCEOアジア2014に選ばれた方に評価して頂けたのは嬉しかったですね。

仲間に突っ込まれながら、研究が深まっていく。

「え、みんなの前で発表なんて」と不安ですか?僕も初めはそうでした。そんな時、ゼミの小沢先生は冗談交じりに「聴衆はジャガイモと思え。失敗してナンボ」とハッパをかけてくれるんです。「うまく発表しなければ」と構えると不安ですが、相手にお話しするつもりなら何とかなる。少なくとも原稿を読み上げるより伝わる気がします。また発表後は他のゼミ生から、「高橋君にとって接客とは?」「あの箇所がよくわからない」など、ズバズバ指摘が飛んでくるんですよ。やはり"わからない"と言われたら悔しいじゃないですか。だから「次こそは」とやる気が出て、勉強が深まっていく。そうしたやりとりを通し、自分一人では思いつかないような考えが見つかるのがゼミの面白さですね。

イベントで赤字に。でもそれが糧になった。

ゼミではグループ作業も多いんですよ。先日、「イベントを企画運営しなさい」というテーマが出た時は、「何がしたい?」「どこでやる?」「参加費は?」と、グループで企画から売上計画まで詰めていき、実際にイベントを開催したんです。僕らが実施したのは、普段はつながりのない他校との交流会。当日は美容専門学校の学生も来てくれるなど盛況だったものの、お店のチャージ料で赤字が出てしまい、足りない分を企画者全員で割り勘することに(笑)。確かに詰めが甘かったけれど、価値観の違う人と知り合えたり、「次はもっと利益を出したい」と野望が出てきたりして、気持ちの上では黒字です。

本音で話せる仲間と先生。ゼミの出会いは一生モノ。

前述の社長がよく言うのは「出会いは神の御業。別れは人の仕業」ということ。特にゼミでは共に失敗したり、恥をかいたりしながら「一生付き合っていくんだろうな」と思える友達や先生に出会えたのが収穫ですね。僕、大学って勉強するのは当たり前で、自分のやりたいことや、生涯の友達を見つける場所だと思うんです。そのためにゼミは凄くいい場所だなと。さらに教育実習での生徒との出会いを通し、「教職一本でいく」と道が定まったのもよかった。もう親に甘えられる歳ではないので、必ず教員として自立し、ゼミで得た学びの楽しさを生徒たちに伝えていきます。

高橋君よりひとこと

僕、正直、ゼミに入った時、周りに友達がいなかったんですよ。でもグループワークや議論をするうちに、自然と仲良くなれてゼミが居場所になった。だから皆さんにも、ぜひそういう場にしてほしいですね。先生や先輩からゼミ内容を事前に聞いて、自分の夢や知的好奇心にぴったりの場所を選んでください。

経営学科4年
高橋 有輝

REALな一問一答

  • 出身地 静岡県伊東市
  • 血液型 A型
  • 星座 さそり座
  • 趣味 写真撮影・テニス
  • 出没スポット 喫茶店
  • 好きな音楽 ジャズ
  • 好きなアーティスト アート・ブレイキー
  • 好きな食べ物 刺身
  • 今一番行きたい国 スペイン
  • 愛読書 旅行雑誌
  • 尊敬する人物 高校の恩師
  • 自分を動物にたとえると リス
  • 休日は何をしている? 散歩
  • 好きな言葉 念ずれば花開く、継続は力なり
  • 子供の頃の夢 パティシエ
  • 10年後、何をしている? 高校教師
  • RKUの一番の魅力 親身になってくれる先生がいる
  • 高校生にひとこと 夢や目標を持ってください!

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※掲載内容は取材時のものです。また学年は2014年6月現在のものを採用しています。