生の声を聞くために、街角で市場調査を体験。
「すみません、ちょっとお時間ありますか?」。越谷レイクタウンの駅前で道行く人にインタビューした時は、4人1組とはいえ緊張しました。これは「インドの格安軽自動車TATAnanoの日本参入アイデアを考える」というプロジェクトの一環で、「ファミリー層がセカンドカーとして軽自動車を買う率が高い」というデータを実際に確かめに行ったんです。聞いてみると、確かに「ウチも2台目は"軽"よ」「買物に使っている」という声が続々。しかし20万円台でも最低限の機能しかないTATAnanoより、100万出しても日本車が欲しいという人が多いんですね。「安いだけではダメなんだ、じゃあどうすれば売れる?」。それからはチームで熱く議論する毎日が始まりました。
本物の仕事のように、皆で企画を練るのが面白い。
「高温多湿の日本ではエアコンは必要では?」「サイズを軽自動車規格にしないと維持費が高いよ」…。パソコン室でのやりとりは、仕事の現場さながらでしたね。意見を出し合い、データを分析して、まとめていく。そんな中から生まれた結論は「日本仕様に安全性を高め、郊外に住む主婦の買物用セカンドカーに」というものでした。これをゼミで発表すると皆「なるほど」と。ただ先生からは「なぜそう言える?」「裏付けは?」と厳しく突っ込まれるんですよ。だからこそ、きちんと裏取りする習慣がついたのかもしれません。以前「大学敷地内にお店を出すなら」という課題に挑んだ時も、実際に新松戸の街を歩くことで「あ、こんな所に団地群が!つまり家族が多いのか」と地域性がわかり、そこから「低価格で質のいい生活雑貨店」という企画が生まれたんです。机の前だけではわからない世界があることを、ゼミの学びは教えてくれますね。
学ぶほどに、街や店舗を見る目が180°変わった。
もともとアパレル業界に興味があり、消費者ニーズや物流を学びたいと進学した流通情報学科。世界を飛び回る先生のリアルな話は「楽しい」の一言です。例えば米国大手スーパーの陳列方法を写真で見て「コンテナごと商品棚に並べることでコスト削減してるんだな」と気づいたり。時には海外で人気のお菓子を食べて、味覚のあまりの違いに「日本では改良が必要だな」と考えたり。日常とつながった学びに触れるうちに、街も店舗もつい授業の続きで見ています。
仲間と本気で向き合い、積極的になれた気がする。
中でも一番の収穫はチームの仲間に出会えたこと。私は人見知りで、体験型の横井ゼミに飛び込んだのも「変われるかな」と思ったからなんですね。当初タイプの違う友人に戸惑いもありましたが、「そんな考えもあるんだ」と視野が広がるのは楽しく、就職先のアパレル会社でもお客様と深く向き合う自信がつきました。確かに今はスマホで殆どの情報が得られるけれど、私はやはり人と会い、自分の目で確かめる姿勢を大切にしたい。そんな風に積極的になれた学びがここにはあります。
岸さんよりひとこと
流通情報学科4年
岸 希美
REALな一問一答
- 出身地 千葉県
- 血液型 A型
- 星座 やぎ座
- 趣味 ショッピング、音楽・ライブ鑑賞、カラオケ、温泉旅行
- 出没スポット コーヒーが好きなので、カフェ
- 好きな音楽 アイドル全般、J-pop
- 好きなアーティスト アイドル系アーティスト、いきものがかり、HY、JUJU、Carly Rae Jepsen
- 好きな食べ物 焼肉、ケーキ、お寿司、懐石料理
- 今一番行きたい国 ヨーロッパ各国(イタリア、フランス、ドイツなど)
- 愛読書 ベッキーさんの心のとびら
- 尊敬する人物 ベッキーさん、ももクロの百田夏菜子さん
- 最近一番うれしかったこと バイト先のお客様が私に会いにお店に足を運んでくれたこと
- 自分を動物にたとえると 鳥
- 似ていると言われる芸能人 真鍋かをり
- 休日は何をしている? 趣味と同様
- 無人島に一つだけ持っていくとしたら 自分にとって大切な人を連れて行く
- 好きな言葉 何事も全力で楽しむ! 一期一会
- 子供の頃の夢 ファッションデザイナー・バレリーナ
- 10年後、何をしている? 自分のしたい仕事に没頭していたい
- RKUの一番の魅力 リアルなお話が聞ける、経験ができる、課外講座が豊富
- 高校生にひとこと 自発的に動けば、やりたい事を実現できる環境があります。理想論で終わらせないで諦めず、実行してみることから始めましょう。その経験から自分の強みが絶対見つかります。
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※掲載内容は取材時のものです。また学年は2014年6月現在のものを採用しています。