RKU 流通経済大学

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社会学部:教員紹介

都築 一治(ツヅキ カズハル)

TSUZUKI Kazuharu

学位:
性別:male

所属 (学部・職位・学内役職)
社会学部大学院社会学研究科 教授
研究室/連絡先
学歴/経歴
北海道大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程 中退
流通経済大学に社会学部が開設されたときからのスタッフですから、もうずいぶん長くこの大学の教員をしています。
教育についての私の考えは、大学は知識創造の場であり、教員は知識の創造に仕える修道僧のようなもので、そこに集うもの(学生)にその秘儀を伝える、といったやや古めかしいものです。こうした考えに基づいて、日々、知識の創造=研究に励んでいます。
おもな思索の場は、佐貫駅から大学までの道の上。時間があれば、歩きながら考え事をしています。経路にもよりますが、片道1時間ほどです。みなさんも歩いてみてはどうでしょう。
担当科目
指導方針/講義の目標/学生への希望
統計学は数学を使うし、データ解析も何か難しそう、ということで敬遠されているように思うときがあります。たしかに、奥は深く、深くなるほど難しくはなるのですが、授業では入り口近くにとどまっています。残念ながら、難しいところまでいけません。
ところで、現在、日本社会学会では“社会調査士”資格について検討がなされています。これが導入されるかどうかは、まだまだ不透明なのですが、今の案では、「社会統計学」や「社会データ解析」が資格取得に必要になる可能性があります。頭の片隅において置いたらどうでしょう?
研究・専攻分野
社会階層論
数理社会学
研究テーマ
数学を使って社会現象についてのモデルを作るというのが、一貫した研究テーマです。そのときどきに取り上げるトピックが異なりますから、いろいろなことに取り組んでいます。1985年、1995年と2回のSSM調査*にかかわったせいで、社会階層論関係の仕事が多くなっているかもしれません。

*SSM調査:社会階層と社会移動に関する全国調査。1955年から10年おきに行われている。
実績 (著書・論文・研究発表)
分担執筆はありますが、単著の著書はありません。ひとつのテーマについて400字詰め原稿用紙50枚くらいの論文を書くという研究スタイルということもありますが、誰も書けという人がいないのが一番の理由です。
論文は数理社会学会の機関誌『理論と方法』を中心に投稿・掲載されています。最近のものでは、「行為の意味とその解釈―意図、行動、解釈図式のファジイ集合による定式化―」(2000年)、「数理社会学研究の時間的動態に関するモデル-研究可能性とアポリアの相互作用メカニズム-」(2002年)などがあります。
それから、学内の研究集団「障害者教育問題研究会」にも所属していて、報告書や論文をいくつか出しています。2003年度は、一昨年行った高校調査に基づく共同論文を社会学部の紀要(社会学論叢)掲載する予定にしています。
所属学会
日本社会学会
数理社会学会
日本行動計量学会
シミュレーション&ゲーミング学会
北海道社会学会
学生へのメッセージ
創造には失敗はつきものです。失敗を恐れては創造できません。しかし一方、ノーベル賞の田中さんも指摘するように、日本の社会は減点主義だと言われています。
減点を恐れることは、失敗を恐れることにつながり、それは知識の創造を抑圧することにつながります。減点主義におののくのは卒業してからにして、少なくとも大学にいる何年かは、失敗を恐れず、いろいろと試行錯誤していきたいものです。
知識の創造の場である大学では、知識を敬う気持ちをもつことが求められる*と同時に、創造への営みにともなう失敗を恐れない勇気も求められます。これに対して、大学は失敗への寛容という形で応えてくれるはずです。

*カンニングがなぜいけないかといえば、それが知識を盗む行為だからです。知識への敬意を持たないものは、大学人たる資格が無いと思います。