RKU(流通経済大学)

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流通経済大学出版会

刊行書籍のご案内
漂泊と自立 −障害者旅行の社会学−

根橋正一・井上寛 著A5判211頁定価2,835円

近代社会では、障害者ばかりではなく健常者にとってもまた、労働を基準とする窮屈な世界だったのではなかったか。そして現代の労働・教育・福祉の社会のなかで弱者のレッテルを貼られた人びとの自立の困難さは増大したのではなかったか。
労働・真面目の原理に覆い尽くされた近・現代社会を批判し、遊びや文化をとおして人類の歴史を考察する視点には、旅行や観光が障害者の自立に重要な役割を果たす可能性もある。

地域経済学と地域政策 [改訂版]

H.アームストロング+J.テイラー著佐々木 公明[東北大学大学院情報科学研究科教授]監訳[財]計量計画研究所地域経済学研究会訳A5判、上製570頁定価5,250円

『改訂版』は『旧版』(原著第2版、1993)に比べ、内生的経済成長、集積の経済、累積的成長、新経済地理学、ジョブマッチング等のモデル分析の成果を新に組み込むなど最新の研究成果が取り入れられている。また、第2部の地域政策に関する章が充実しているのも『改訂版』の特徴である。

現代アメリカの外交と政軍関係 −大統領と連邦議会の戦争権限の理論と現実−

宮脇岑生著A5判504頁定価4,200円

アメリカでは歴史的に見て、外交・軍事政策をめぐる大統領と連邦議会の支配力は振子の運動のような動きをしてきたといわれている。
その内容は、建国以来論議されてきた戦争権限の問題から対外政策形成、文民統制問題、更には安全保障など広範囲にわたっている。
本書は議会復権の第四期といわれているヴェトナム戦争とウォーターゲート事件から9・11同時多発テロ事件までの時期を中心に、アメリカの外交・軍事政策の形成における大統領と連邦議会の活動を、戦争権限に焦点を合わせてまとめた労作である。

交通学の視点 [改訂版]

生田保夫著A5判上製330頁定価3,675円

この度の改訂は、人類生存の基礎に関わる地球環境問題を念頭に、交通学の立場からどのように理解し、接近することが必要であるかを焦点に論じたものである。
社会活動のグローバル化が進展する時代にあっては、交通量、交通距離は増大する一方であり、この地球環境問題に対して交通学の視点で問題を提起し、処方箋を明らかにすることが強く求められている。
科学・技術の進歩、産業・経済の発展、異文化の相互交流は膨大な資源需要を生み、地球資源環境を大きく変貌させて近未来の生活にさえ危惧を抱かせるようになってきた。こうした状況にあって、人類は生存、社会のありかたに新たな選択が必要なことに気付き始めたのである。この選択こそが、循環型社会の構築に他ならないのである。

自滅への道 道路公団民営化 II

角本良平著A5判並製242頁定価3,150円

小泉改革の目玉の一つであった「道路公団民営化」は完全に失敗に終わった。
このことについて、北沢栄氏は「道路公団改革を腰砕けにした小泉首相の罪(エコノミスト2004.1.20)」で次のように指摘している。「小泉流の丸投げ手法が、改革意識に欠ける担当大臣のもと、官と族議員による改革案の骨抜きをもたらしたといえるだろう。とはいえ、首相の『丸投げ』がもたらす『骨抜き』の危険を、首相自身が見抜けないはずはない。となると、首相の暗黙の了承のもとで、改革案が骨抜きにされた疑いが浮上する。……骨抜きの結果、官僚主導の新たな仕組みができあがってしまうだけに、深刻な後遺症を引き起こす。……ここに『小泉改革』の幻想と国民の期待を裏切る罪がある。」
本書は、推進委員会の「最終報告」から本年3月までの政・官の動きを詳細に追跡しており、第 I 部の『道路公団民営化 2006年実現のために』と併せてお読みいただけば、現政権の行政改革への取り組みの実態が浮き彫りになるだろう。

現代中国の社会保障制度

田多英範著A5判並製338頁本体3,000円(税別)

市場経済化が始まり四半世紀が過ぎようとしている中国では、従来からの労働保険制度を中心とした社会主義的生活保障制度が、大幅な改革を余儀なくされている。本書は、今すすめられている社会保障制度改革の実態や背景を分析し、最新の各制度について詳細に紹介した画期的労作である。

アジア太平洋国家を目指して −オーストラリアの関与外交−

ポール・キーティング著山田道隆訳A5判並製417頁本体3,500円(税別)

ポール・キーティング氏は1991年12月から96年6月までオーストラリアの首相として政権を担当した。紆余曲折を経ながらも、真の幕開けを告げた「アジア太平洋時代」を、新鮮な筆致で描き出した実録(ドキュメンタリー)である。
首脳たちが集まる国際会議は、砲弾の飛び交わない「戦場」である。メディアからは伝わらない国際政治舞台の裏側、緊迫した根回し外交、独裁者の落日などを、感性と洞察力に満ちた視点でとらえ活写している。21世紀入りした「アジア太平洋時代」を展望するための一級の資料を提供している。

2006年実現のために道路公団民営化

角本良平著A5判並製242頁本体3,000円(税別)

「もう高速道路はいらない」これが国民大多数の声である。本書は民営化推進委員会での論議を詳細に検証するとともに、2006年道路四公団民営化を実現するための具体策を提示している。

運命との邂逅

佐伯弘治著四六判上製約500頁本体2,500円(税別)

著者は昭和49年から27年間、流通経済大学の学長を務め、同大学に自由と自立の学風を樹立した。現在は、それを設立する学校法人(日通学園)の学園長である。この間、1学部1学科でスタートした小規模大学を4学部7学科、大学院3研究科(博士課程)、付属高校を擁するまでに育て上げた。本書は、ここ10年間の著書の評論、随筆、講演などのうち、一般向けのものを選んで編集した。内容は人物評や中国問題、武道論など多岐にわたっている。なお、日本の高等教育の制度的なあり様や大学改革に関する著者の提言については、かねて関係方面からの強い要請があったので、敢えてこれを採録した。また、流通経済大学の学生に贈った著者の言葉には、その人間観、教育観、歴史観が凝縮されており、いわば本書の要諦である。本書は、著書のこの種の著作としては「明日を担うために」(昭和56年)「いま歴史の岐路に立って」(平成3年=ともに桐原書店)に続く三冊目である。

流通経済大学天野元之助文庫

原宗子著A5判並製172頁本体300円(税別)

天野元之助博士(1901〜80年)は中国農業史研究の第一人者であり、満鉄調査部で中国農村を実地調査、「満鉄事件」後、対象を古農書に移した研究を戦後も中国で継続、帰国後は京大、大阪市立大、追手門学院大等を歴任された。中国農業史の全領域で貴重な論著を残され国際研究交流にも尽力された。本学図書館では、博士の旧蔵書を散逸させることなく、また博士の足跡を検証しつつ継承するよすがとすべく一括購入し、HPで公開して既に内外で利用されている。本書は、御遺族の保有部分も含めた目録である

内村鑑三と田中正造

大竹庸悦著四六判並製230頁本体2,500円(税別)

定着した評価をくつがえすのは、かなりの困難をともなう仕事である。日本史近代史上にそびえ立つ個性豊かな巨人二人、内村鑑三と田中正造を取り上げた労作。二人は同時代人であり、交友も親密であった。しかし当然ではあるが、決して同質ではなかった。田中正造が内村をどうとらえたのか。特に内村と政治のかかわりを中心に捉えて見ると、内村の信仰・宗教の内実があらわになる。

「成熟消費社会」の構想 −消費者はどこに向かうか−

粟田房穂著四六判244頁本体1,600円(税別)

本書は「消費者の経済学」という、いまだ充分に解明されていない領域への挑戦である。20世紀後半から21世紀初頭にかけての消費社会が成熟していく過程を描写し、この間の消費社会と消費者意識と消費行動の変化をとらえ、それを分析することで成熟消費社会の消費者の実像を浮彫りにしている。その上で、理想型としての成熟消費社会を鮮明にし、その筋道を構想するのである。さらに著者は、消費社会の分析だけでなく,「消費の成熟化」や「成熟消費社会」をキーワードに日本経済のパラダイムシフトを見据えた戦略を提示している。生産,流通の業務に携わる人々にとってはもちろん、一般消費者にとっても、必読の一書である。

産業立地の経済学

フィリップマッカン著坂下昇訳A5判・上製290頁本体3,500円

「産業立地最適化の問題は単なる輸送費用の最小化に止まらず、在庫管理を含む企業のロジスティクス活動全体を視野に入れて分析されなければならない。そのとき、古典派および新古典派を超えた立地論が再構築されるであろう」著者マッカン氏のこの主張は産業立地論の改革をもたらすものといってよい。地域経済学、流通経済学さらにロジスティクスの研究を志す人々は、マッカン氏の主張に耳を傾けなければならない。最新、最先端の産業立地論がここにある。

JRは2020年に存在するか

角本良平著A5判・並製158頁本体3,000円

本書は元国鉄マンの著者が、JR移行後の15年間を技術的側面と経営の側面から総括し、JRが生き残るための課題を提起した話題の書である。確かにこの15年は、JR各社とも予想以上の好成績で推移した。しかしその内容をみると、技術の面でも経営の面でも、旧国鉄時代に培っていたものが実を結んだ、いわゆる「JR前効果」の寄与が少なくなかった。しかし、今後は航空機や自動車などとの競争が激化する中で、利用者の増加は望めそうにないことから、一層の「経営の効率化」が求められるだろうと著者は予測している。本書は今後JRが生き残るための方向性として、組織の再分割(分社化)、運賃体系の見直し、不採算路線の他手段への切替え、労働組合の動向への適切な対応等を提言している。

IT'S YOUR LIFE
AND OTHER STORIES FOR DISCUSSION AND PRESENTATION

RobinJ.OKANO著A5判・並製64頁本体1,500円

本書は、英語を学ぶ日本人が英語で考え、自分の意見を生きた英語で表現できる力を身につけるための教科書である。大学やカルチャースクールの英語テキストとして、また、独習者にとっても最適の教科書である。

インターネット経済・エネルギー・環境

ジョセフ・ロム著若林宏明(流通経済大学教授)訳A5判・上製203頁本体3,000円

本書は、インターネット経済の発展が経済構造を一新し、エネルギー消費と炭酸ガス放出を削減しつつ、経済成長を促進すると言う歴史上例のない新しい世界、新しい経済の物語である。現在、地球温暖化は地球規模の気象を変動させ、海面上昇や豪雨洪水など直接的災害のみならず、水資源の枯渇や乾燥・砂漠化を引き起こし、地球の生態系が多大の被害を被り、世界的な社会・経済の変容が避けられない。今こそ、人間活動のあり方について、衣・食・住・交通・通信を含め生活と生産性システムの抜本的な変革が必要である。インターネット経済は、これらを解決してくれる可能性がある。即ち、エネルギー・環境問題を解決しつつ、同時に社会ニーズを満たす世界を我々が期待できるのである。

福澤諭吉著完全復刻『文字之教』三部作
第一文字之教・第二文字之教・文字之教付録

和綴じ製本・箱入り揃価12,000円(分売不可・税別)

原本の発行は明治六年十一月、福澤が当時の小学読本として著わしたものである。収録されている文字の組み合わせは、それまでの伝統的な往来物とは異なり、日常生活で使用される頻度の高い文字が取り上げられている。全体の構成は、教程が進むに従い、易しい文字から難しい文字へと学習のレベルが高まり、既に学習した文字を使った例文も豊富で、学習の効果を高めるための工夫が随所に読み取れる。また、本書は単なる国語教科書であるにとどまらず、修身・道徳の教科書としても優れており、わが国の第一級の教科書である。復刻に当たっては原本に忠実であることを心がけた。是非とも座右に置きたい希有の一本である。

常識の交通学 −政策と学問の日本型思考を打破−

角本良平著A5判・上製204頁本体4,000円

本書は、著者の永年の交通学研究の集大成とも言うべきものである。内容は、交通学の研究書と言うより、交通学研究の基礎となる「物の考え方」「判断のあり方」を論ずるため多くの頁を割いている。即ち、交通学研究を窓口として、当今、わが国のあらゆる領域を覆っている閉塞状態の原因を究明して、それこそが、「責任を負うべき主体が自主性を持たず、何事も他人まかせにし、議論を尽くさない態度」―筆者の言う「日本型思考」に他ならないと断じているのである。交通学研究者には必読の一書である。

笑いに勝る良薬なし −幸福感・ユーモア・笑いの治癒力−

ロバート・ホールデン著荘司治訳四六判・並製212頁本体1,800円

あなたは、今日何回笑っただろうか。歌を忘れたカナリヤならぬ「笑いを忘れた人間」になっていないだろうか。私達の身の回りには暗い出来事が余りにも多いのも事実である。会社の倒産やリストラによる失業者の増加、学校でのいじめや学級崩壊、子供に対する親の虐待など。しかし、こんな時こそ「笑い」が必要なのではないだろうか。本書の原著者ロバート・ホールデンは明言している。「楽しくて思わず吹き出してしまうような笑いに出合ったことはありませんか。もしなかったとしたら、その人は不幸な人生を歩んでいる人です」と。本書は、われわれに贈られた警世の一書である。是非ご一読をお勧めしたい。

上海 −開放性と公共性−

根橋正一著A5判・上製258頁本体4,000円

本書は、中国における市民社会の研究である。特に、権力に抗する市民社会の形成と発展が上海を舞台として存在したことを明らかにしている。即ち、従来の伝統的な大同社会の理念ではなく、開放性・公共性を要素とする市民社会の理念によってもたらされた新たな社会変動を分析・解明することによって、今後の中国社会の動向を予測する上での新たな視点を提示する。

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