RKU(流通経済大学)

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流通経済大学出版会

刊行書籍のご案内
企業間関係の構造 −企業集団・系列・商社−

島田克美著A5判上製366頁定価4,200円

失われた日本経済の20年、企業システムをめぐる議論は混迷を続けた。その中で本書は時流に流されずに企業間関係の論理を探り内実を分析している。企業集団においては独立企業をベースにした行動の相互性と集団性、系列においては企業の地位の上下に基づくパワー関係、商社においては商権形成行動とネットワーク統合戦略、これらこそ決定的に重要である。企業を、ともすれば市場の中のバラバラの組織と捉えがちな議論の空白を埋める注目の一書。

社会学は面白い! −初めて社会学を学ぶ人へ−

流通経済大学社会学部入門書編集委員会編B5判280頁定価1,575円

社会学を志す若者が減少している。さまざまな動機・学力・希望を抱いて入学してくる新入学生を対象に、社会学の面白さや有用性、さらには大学における学習や研究についてわかりやすく解説する。社会学を学ぶ学生の記憶に残る一書。

貨幣と市場の経済思想史 ―イギリス近代経済思想の研究―

小池田冨男著A5判392頁定価4,200円

「ヨーロッパ世界経済」として成立した近代資本主義は、グローバルな貨幣・金融システムとしての古典的な金・銀の鋳貨本位制によって支えられていた。本書は一七,一八世紀の重商主義の経済思想から、スミス、リカード、フラーントンそしてJ・S・ミルに到る貨幣と信用の理論について、各時代の貨幣・信用システムの変遷とその改革をめぐる<経済論争>を手懸かりにし、現代の視点から、資本主義世界経済にとっての古典的金(銀)本位制の歴史的意義を解明。経済分析の対象を、単なる資源配分の価格メカニズムではなく、不断に拡大・収縮を繰り返す歴史的蓄積機構としての「ヨーロッパ世界経済」におき、景気変動過程の各局面における貨幣信用システムの役割とその理論について学説史的に分析し、預金創造等による、実体経済を上回る債権―責務関係の形成とそれを支える信用の崩壊により、「金融危機」が資本主義市場経済に不可避であることを明らかにした。

農業立地変動論 −農業立地と産地間競争の動態分析理論−

河野敏明著A5判上製610頁定価6,300円

日本経済の高度成長に伴い、農業経済も大きく変貌する。その激動する動態過程を立地論的に分析し、産地形成・産地間競争などの実践課題に対応するために「現状分析立地論」を、ダン地代関数の比較静学的効果と「孤立化法」の応用により展開する。また、農業基本法以降の我が国農業の動態変動過程を、都市化、交通輸送の技術革新、例えば高速道路の整備とトラック輸送への推移、海上フェリーの普及、生産・流通技術革新、基盤整備、施設園芸の発達、などの関連変動要因ごとに実証的に分析した意欲的労作。
農業経済研究者はもとより、国・地方自治体の農政担当者、農協などの農業団体・出荷組織、生産者にも参考となる事例が分析されている。農業・物流関係者への一読をお奨めしたい。

IT'S YOUR LIFE −and other stories for discussion and presentation New Revised Edition−

Robin J. OKANO著A5判並製114頁定価1,680円

英語を学ぶ日本人が英語で考え、自分の意見を生きた英語で表現できる力を身につけるための教科書。内容は外国に旅行した日本人と日本に住んでいるアメリカ人をテーマにした24話のショートストーリーで構成されている。文化やマナーの違いからしばしば生じる誤解や困難のいくつかを取り上げ、自分が同じ状況に置かれたらどうするかという意見を持ちやすいように、異なる視点から描いている。
各ストーリーをもとに学ぶ人が自分なりに考え、それを英語で表現できるように、レッスンごとに短いエッセイを読み、単語を学び、質問に答え、短いエッセイを書く構成にしてある。新たにCDを付け学びやすくした。

現代経営管理と経営戦略モデル

宮脇敏哉著A5判並製406頁定価3,675円

現代企業の発展、成長のためには何が必要なのかというと経営戦略におけるイノベーションである。技術革新さらに経営革新があってこそ企業は成長するのである。
日々、企業は変化、変革しなければならないが、そこには企業における経営管理のイノベーションなくして、新しい生産方法、新しいチャンネル、新しい組織は生まれないと考えられる。
多くの先端技術開発型企業、新ビジネスモデル型をケーススタディとして取り上げた。これからの企業経営に対応できる書としてお奨めしたい。

安価な石油に依存する文明の終焉 −蘇る文明と社会−

若林宏明著A5判並製382頁定価3,570円

今ほど世界の資源獲得競争が激しい時代はない。米国を始め、ロシア・中国の動きは顕著であり、高いエネルギー需要を満たすために高レベルな国家戦略のもと、在来型枯渇性資源である石油ならびに天然ガス確保に向けた戦術を具体的に展開している。本書では、エネルギーの概論から始まり、縮小する世界の石油資源状況、原油獲得に伴う世界紛争・テロ攻撃などの背景、並びに終焉に近づく石油文明の姿を浮き彫りにしている。石油に依存してきた文明は、結局その減退と共に、国際経済や社会システムに関する認識を変えざるを得なくなった。そして、エネルギーをはじめ世界の資源獲得競争の場にあって、無資源国日本が今後いかに振舞うべきか、という課題に答えるものであり、現代人必読の書としてお奨めしたい。

世界の鉄道経営「今後の選択」 −わが体験的(21世紀)鉄道論−

角本良平著A5判204頁定価3,045円

鉄道輸送は、利用者か利用者以外(納税者等)がその経費を負担しなければ存続できない。20世紀後半、わが国も西ヨーロッパの米国も、この自明の法則を守ることに一時失敗した。
わが国は、日本国有鉄道(国鉄)の失敗をJR体制への移行によって解決した。その際、納税者には巨額の負担を残した。西ヨーロッパの多くの国は、上下分離方式を採用したものの、なお苦悩を続ける。
スイスだけは在来方式のまま黒字に復帰できた。米国は経営の自主自立に徹底し、解決した。
本書はこれらの経過と将来対策を述べている。鉄道の存続に当たっては、利用者と納税者の負担可能な枠内に輸送と投資を抑制し、今後の鉄道政策としては、自立経営できるだけの輸送密度のある路線において、企業に自主性を与え、密度の低い路線に対しては、納税者からの支出を加えることが大切であることを説く。

大学生諸君! −今求められる問題解決力−

早川修著四六判162頁定価1,260円

新聞には「団塊の世代退職」「景気の回復」「人手不足感強まる」「正社員指向」そして「はや争奪戦」など採用関係の見出しが躍る。人材が「量より質」である社会は変わらない。
本書は、現代の大学生に内在する安穏症候群の払拭と競争の厳しい社会を生き抜く原動力として、在学時に「問題解決力を身に付けることが大切である」ことを説く。社会に出てからの問題解決力では遅すぎるとの警鐘でもある。
一般に、問題解決力は、ビジネス分野のテーマとして扱われるが、「就職活動のあり方および大学生としての生き方」にもテーマを広げ、具体的な記述がさらに理解を容易にさせる。
大学生が今すぐに「問題解決力」を武器に、自らの手で「人生の扉」を開かれることを切望する。本書がその一助になれば幸いである。是非多くの方にお読みいただきたい。

人間関係とコミュニケーション −ギターと映像によるコンサートレクチャー第1ステージ−

松田哲著A5判88頁定価1,500円

人間関係は相手の出方しだいで決まるといいます。つまり相手から見ると、自分の出方しだいということです。
自分も、そして周りの人たちも大切にする関係を作る。バランスのいい関係を築くヒントがここにあります。
コンサートレクチャーは、音楽と映像そして語りにより、「人間関係」や「コミュニケーション」の大切さをわかりやすく伝える新しいスタイルの講演活動です。映像の合間にギター演奏によるオリジナルの歌をとりいれることにより、テーマをより効果的に伝えます。

社会統治と教育 −ベンサムの教育思想−

小松佳代子著A5判176頁定価3,150円

近年我国では、教育基本法の改正が喧しく議論されている。まさに教育の真のあり方が問われている。
本書は、個人の自律性に依拠しつつ、なおかつ社会の統治はいかにして可能かをめぐって、ジェレミー・ベンサムの立法論・社会統治論と、その根幹に位置していたともいうべき教育論とを検討する。
ベンサムは教育術を統治の一形式と位置付ける一方で、立法とは区別されるべき私的倫理の領域のものだという。法による人々の振る舞いの統制を実質的に機能させるものとして、教育がその立法論の根幹に位置することを明らかにし、彼が構想していた社会構想にせまる。個人の自由と社会の統治とを両立させることがベンサムの課題であり、その両立のピボットに教育が位置していた。そして、近代教育がそうした個人の自由と社会統治との矛盾の中で登場してくる。
ベンサムは、教育を通して近代社会を全く新しく創り出そうとした。今、必読の書。

ツーリズムと文化体験

安福恵美子著A5判298頁定価2,835円

ツーリストと観光対象(アトラクション)、そして両者を結びつける媒体との関係性から、人々を魅了する観光空間が創出されるプロセスについて考え、ツーリズムにおける文化体験を<場>のマネジメントという視点から読み解く。

そして、モスコーの夜はふけて

バレンチナ・ボガノワ/富岡譲二著A5判並製236頁定価1,785円

ワーリャと譲二の、それはエアーラインのモスコー支店の窓辺から始まった。
東西冷戦下、長い交渉の末、日ソ間でシベリア上空解放の航空交渉が纏まり、日本の航空会社はモスコーに支店を開きました。その支店の現地職員として、30年以上勤務したロシア人女性と、落ちこぼれ学生から、モスコーに転勤することになった駐在員の共著です。
1200キロのヘルシンキからモスコーまでの一泊二日の恐怖の運転、ロシア人女性が航空会社の窓辺から見て、触れた日本文化と日本人、悲しい航空事故、素晴らしい人々との出会いと当時のロシア事情など、読者には興味のつきない話が一杯です。
ぜひ多くの方にお読みいただきたい一書です。
出会い、巡り会い。日本とロシア、近隣諸国との善隣友好、交流の広がりを願って。

韓国福祉国家性格論争

金淵明編韓国社会保障研究会訳A5判450頁定価5,040円

いま、東アジアが熱い!!
政治や経済のみならず社会保障や福祉国家研究の分野でも多くの人がいっせいに中国や韓国、台湾等東アジアに目を向け始めている。
注目を浴びている当の韓国ではいま、1997年の経済危機後におこなわれた金大中政権下での福祉関連諸制度改革(生産的福祉)の評価をめぐって熱い論争が展開されている。本書は、韓国の錚々たる研究者10名による侃々諤々の議論17編を編者が論争風に編集したものである。本書はまた、韓国の社会保障や福祉国家研究がいかなる状況にあるかを知るための格好の書物でもある。

三つの民営化 −道路公団改革、郵政改革とJR−

角本良平著A5判260頁定価3,150円

10月には道路関係四公団に代わる高速道路株式会社6社が、いよいよ発足する。高速道路の管理会社と資産保有会社の分離という複雑な上下分離体制で当初の目的を達成できるのだろうか。郵政の民営化についても「政府の保護と関与」の継続や金融を含めたグループ経営の維持が予測され、いまだに国民には民営化後の全体像がはっきりしないままである。しかし、これらの民営化は21世紀の日本を方向づける大改革である。本書は、改革成功のための手掛かりを提供する。

漂泊と自立 −障害者旅行の社会学−

根橋正一・井上寛 著A5判211頁定価2,835円

近代社会では、障害者ばかりではなく健常者にとってもまた、労働を基準とする窮屈な世界だったのではなかったか。そして現代の労働・教育・福祉の社会のなかで弱者のレッテルを貼られた人びとの自立の困難さは増大したのではなかったか。
労働・真面目の原理に覆い尽くされた近・現代社会を批判し、遊びや文化をとおして人類の歴史を考察する視点には、旅行や観光が障害者の自立に重要な役割を果たす可能性もある。

地域経済学と地域政策 [改訂版]

H.アームストロング+J.テイラー著佐々木 公明[東北大学大学院情報科学研究科教授]監訳[財]計量計画研究所地域経済学研究会訳A5判、上製570頁定価5,250円

『改訂版』は『旧版』(原著第2版、1993)に比べ、内生的経済成長、集積の経済、累積的成長、新経済地理学、ジョブマッチング等のモデル分析の成果を新に組み込むなど最新の研究成果が取り入れられている。また、第2部の地域政策に関する章が充実しているのも『改訂版』の特徴である。

現代アメリカの外交と政軍関係 −大統領と連邦議会の戦争権限の理論と現実−

宮脇岑生著A5判504頁定価4,200円

アメリカでは歴史的に見て、外交・軍事政策をめぐる大統領と連邦議会の支配力は振子の運動のような動きをしてきたといわれている。
その内容は、建国以来論議されてきた戦争権限の問題から対外政策形成、文民統制問題、更には安全保障など広範囲にわたっている。
本書は議会復権の第四期といわれているヴェトナム戦争とウォーターゲート事件から9・11同時多発テロ事件までの時期を中心に、アメリカの外交・軍事政策の形成における大統領と連邦議会の活動を、戦争権限に焦点を合わせてまとめた労作である。

交通学の視点 [改訂版]

生田保夫著A5判上製330頁定価3,675円

この度の改訂は、人類生存の基礎に関わる地球環境問題を念頭に、交通学の立場からどのように理解し、接近することが必要であるかを焦点に論じたものである。
社会活動のグローバル化が進展する時代にあっては、交通量、交通距離は増大する一方であり、この地球環境問題に対して交通学の視点で問題を提起し、処方箋を明らかにすることが強く求められている。
科学・技術の進歩、産業・経済の発展、異文化の相互交流は膨大な資源需要を生み、地球資源環境を大きく変貌させて近未来の生活にさえ危惧を抱かせるようになってきた。こうした状況にあって、人類は生存、社会のありかたに新たな選択が必要なことに気付き始めたのである。この選択こそが、循環型社会の構築に他ならないのである。

自滅への道 道路公団民営化 II

角本良平著A5判並製242頁定価3,150円

小泉改革の目玉の一つであった「道路公団民営化」は完全に失敗に終わった。
このことについて、北沢栄氏は「道路公団改革を腰砕けにした小泉首相の罪(エコノミスト2004.1.20)」で次のように指摘している。「小泉流の丸投げ手法が、改革意識に欠ける担当大臣のもと、官と族議員による改革案の骨抜きをもたらしたといえるだろう。とはいえ、首相の『丸投げ』がもたらす『骨抜き』の危険を、首相自身が見抜けないはずはない。となると、首相の暗黙の了承のもとで、改革案が骨抜きにされた疑いが浮上する。……骨抜きの結果、官僚主導の新たな仕組みができあがってしまうだけに、深刻な後遺症を引き起こす。……ここに『小泉改革』の幻想と国民の期待を裏切る罪がある。」
本書は、推進委員会の「最終報告」から本年3月までの政・官の動きを詳細に追跡しており、第 I 部の『道路公団民営化 2006年実現のために』と併せてお読みいただけば、現政権の行政改革への取り組みの実態が浮き彫りになるだろう。

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